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弥生三月、桃のお節句です。もうすぐ春も本番、春休みも間近です。お教室にもお内裏様が仲良く並んでいます。
久しぶりに雛人形を飾り、気分も華やぎました。やはり季節を楽しむことは心浮き立ちよいものだなと、つくづく実感いたしました。
さて、中・高校生は3学期期末試験です。学年の締めくくりですので、気を引き締めて準備を整えましょう。
小学生も学年末テストが実施されることでしょう。一つ一つのテストに丁寧に取り組んでまいりましょう。
3月のマンスリーレポート
《 小4の算数より 》
次の問題は算数というより、論理力を鍛える問題です。受験用テキストに掲載されているものです。
(問題) 旅人が分かれ道にやってきました。片方は正直村に、片方はうそつき村へと続いています。旅人は正直村に行きたいのですが、どっちが正直村なのかがわかりません。そこに村人がやってきました。
旅人はこの村人に一回だけ質問をして正直村に行く道を見つけだすには、なんと聞けばいいでしょうか?
ただし、村人は正直村、うそつき村、どちらかの住人ではあるのですが、どちらの住人かはわかりません。また、正直村の住人は必ず正直な答えをし、うそつき村の住人はかならずウソの答えをします。
(考え方)基本的な解答としては片方の村を指差して「あなたの住んでいる村はこっちですか?」とききます。
もし、正直村を
指差していたならば、正直村の住人は「はい」と答え、うそつき村の住人も「はい」と答えます。(本当の答えは「いいえ」なので、そのウソの「はい」と答える。
)
もし、うそつき村を指差していたならば、正直村の住人は「いいえ」と答え、うそつき村の住人も「いいえ」と答えます。(本当の答えは「はい」なので、その嘘の「いいえ」と答える。
)
したがって、「はい」と答えたならば、指差した村が正直村。「いいえ」と答えたならば、指差した村がうそつき村だということが分かります。
この問題は生徒と一緒に結構時間をかけて考えた問題です。
ポイントは「はい」か「いいえ」かで答えるように質問をする、という点です。ここに気づくまでにかなり頭の中に汗をかきました。
《 高校入試問題 国語より 》
(問題1)平安時代、鎌倉時代の文学作品を次の中から選び、それぞれ記号で答えなさい。
ア 古事記 イ 草枕 ウ 源氏物語 エ 万葉集 オ 平家物語 カ 奥の細道
(解答・解説)
アの「古事記」は奈良時代、712年に成立した現存する日本最古の書物。
イの「草枕」は、明治の文豪、夏目漱石の代表的な作品の一つ。「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」が有名。
ウの「源氏物語」が平安時代の作品。紫式部の作品で、今年はちょうど1000年目を迎える。
エの「万葉集」は奈良時代に編集されたと考えられる和歌集。万葉仮名で書かれている。
オの「平家物語」が鎌倉時代の作品。冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。〜」は国語の時間にたいてい暗唱を求められる。
カの「奥の細道」は江戸時代の松尾芭蕉の東北地方歴訪時の紀行文として有名。
平安時代の文学作品(ウ) 鎌倉時代の文学作品(オ)
〜 コラム 「興味の引き出し」 〜
「グレイススタディケアの生徒はよく本を読みますね。いまどき珍しいですよね。」とある講師がつぶやいた。
まったく同感。本を抱えて教室にやってきて、少しでも手が空くと、むさぼるように読みふけっている。授業が終われば二宮金次郎よろしく、本を読みながら歩いている。
かと思えば、「先生、これ面白かったよ。読む?」と持ってきてくれる生徒。「ありがとう」と受け取るのだが、こうした生徒が一人とは限らず、翌週までに読む本が一週間に4〜5冊たまることがある。それがどれも楽しい本なので飽きることがない。
読み終わった後、返すときに互いに感想を述べ合うのがまた楽しみ。教室の本を「これ、借りてもいいですか?」と持って帰る生徒もいて、書棚の本をもう少し充実させたいと考えているところである。
生徒たちの興味の引き出しは尽きることがなく、理科や社会に関するもの、特に歴史に関するもの、理科実験に関するもの、伝記などに人気があるようだ。子供時代にむさぼるように読んだ本の知識は、知らず知らずに生涯を支える栄養となるに違いない。どうかこの興味の泉がつきることがないように祈るばかりである。
知識の伝授ならば、わかりやすい授業のみに専心していればいいし、極端な話をすれば今の時代、パソコンなどの機械にもできることである。 |