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April 2008

Vol. 34

発行:グレイスタディケア

 
 

ご入学、ご進級おめでとうございます。新しい学年が始まりました。
新しい教科書やノートを見ると気持ちがしゃんとします。背筋が伸びます。この1冊を学び終えるころには、どんなに成長していることでしょう。 今年は桜の花も早々と散って、これからは八重桜の美しい季節です。若葉も芽吹きはじめ、一雨ごとに温かくなってまいります。
体調に気をつけ元気に新しい生活になじんでいきましょう 。

 4月のマンスリーレポート

《 小4の算数より 》

(問題)① 58340209318742を漢字で書きなさい。 ② 三千百億二千万三千七百九十三を数字で書きなさい。

(考え方)いずれも教科書で学習する内容です。これがなかなか子供たちには難問なのです。数が大きくなると根気が続かず最後まで作業ができないケース、位取りが理解できないケース、数字がないくらいを0に置き換えることができないケースと理由は様々です。
確かに日常生活では滅多に扱わない大きさですが、国の予算はおよそ87兆。全く縁のない数字ではありません。この単元では、頭の中で概念的に数を操作する必要が出てくるために混乱してしまうことがあるようです。

① 大きな数は4桁ずつ区切って読みます。4桁ごとに線を引いて右から「万」「億」「兆」と書き込みあとは4つの数字に千万十をつけて読むように指導しています。ただ、算数で漢字を書くことに抵抗があるためか、なかなか漢字に置き換わらず所々数字を書いてしまうミス、脱字が発生するミスが見られます。これもルールなので、一つ一つの数字を漢字に換える練習をしていきましょう。
(答え)五十八兆三千四百二億九百三十一万八千七百四十二

② 漢字を数字に置き換える作業もまた一苦労です。指導では、「万」「億」「兆」をまるで囲み、その字は数字に置き換えなくてよい、その字の間をいつでも4つ数字が並ぶようにすることと、説明しています。ところが、字がない場合、0を補ってあげるということが理解できないケースがあります。これも位取りの概念がないから起こることなのでしょう。
(答え)310020003793

 《 中学入試問題 小5社会より 》

 (問題)次の文は、農業のあゆみについて説明したものです。これを読んで、あとの問に答えなさい。

 日本の農業は、今から約( A )年前に、朝鮮半島から稲作が伝わったことによって始まりました。はじめは北九州で行なわれていましたが、後に( B )地方をのぞく全ての地域で行なわれるようになりました。
 また、明治時代には( B )地方でも稲作が始まり、現在ではほぼ全国で稲作が行なわれるようになっています。
  今から60年ほど前までは、日本の農家の多くは、地主に土地を借りて農業を行なう( C )農でした。しかし、戦後の食糧難を乗り切るため、政府は地主の土地を買い上げ、( C )農に安く売りわたしました。これにより、多くの農家が自分の土地を持つ( D )農になったため、農業生産は年々上がっていきました。
  しかし、戦後日本人の食生活が洋風化したため、農業のあり方も次第に変わっていきました。政府が米の生産調整をするために、( E )や転作を進める( F )政策をするようになったのも、こうした理由によるものです。
  農業は、時代によって変化するものです。私たちは、現在の食生活や、農業のあり方について、もっと関心を持たなければならないのではないでしょうか。

 問( A )〜( F )にあてはまる数字・ことばを答えなさい。

(解答・解説)都会で生活する子供たちにとっては、農業は遠い話題です。たぶん、あまり興味も関心も持てないでしょう。しかしながら、生きていくために必要な食料について考えをめぐらせることも大切です。食料自給率がどんどん下がる現状で、食の安全なども社会問題になっている昨今、そうしたニュースにご家庭のお考えをお子様とお話する機会を持たれることをおすすめします。
(A)2300  (B)北海道  (C)小作  (D)自作  (E)休耕  (F)減反 

〜 コラム 「宿題」 〜
 

 今年の新入社員は「カーリング型」と命名されたそうだ。周囲が必死に環境整備に努め、お膳立てをしてあげればそれなりに動く、というのが由来だそうだ。

 ニュースで聞いて思わず噴出してしまったのだが、「そうかもしれないな。」と納得してしまった。こうなってしまったのは、若者のせいばかりではないだろう。

 例えば、塾の宿題で学習プランを綿密にたてて、○月△日の宿題は国語の何ページ、次の日は算数の何ページと、本人が考えなくても、その通りにやっていれば学習量は確保できるという指導スタイルがある。

 だがしかし、宿題は本人がいつどのようにやるかを考えて実行するのが本来の姿ではないだろうか。様々な葛藤を乗り越えて自らの課題を解決していく能力を養うのは、このような小さなことの積み重ねで訓練されていくものではないかと考える。

 

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