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June 2008

Vol. 36

発行:グレイスタディケア

 
 

例年に比べ、寒暖の差が激しく体調管理が難しいこの頃です。
早くも梅雨入りとなり、あじさいの美しい季節となりました。5月は遠足など校外学習の機会が多く、皆さん一様に「楽しかった!」との感想を聞かせてくださいました。
6月は鬱陶しい季節でお休みもありません。学校をお休みしないよう気を引き締めてがんばってまいりましょう。

 6月のマンスリーレポート

《 小2の算数より 》

 小学2年生の算数で学習する単元は、次の通りです。1年生で学習したことをベースに、「九九」などのかけ算を学習します。インドではさらに進んで二桁の掛け算の暗唱があるわけですが、余裕のある人はチャレンジするのもよいかもしれません。
① 時計とひょうやグラフ
② 何十の計算
③ たし算のひっ算
④ ひき算のひっ算
⑤ 長さのたんい
⑥ 3けたの数
⑦ 計算のくふう
⑧ たし算とひき算のひっ算
⑨ かけ算
⑩ 三角形と四角形
⑪ 4けたの数
⑫ 長いものの長さのたんい
⑬ たし算とひき算  (東京書籍「新編 新しい算数」より)

 これだけの内容を1年間で学習します。
この中で、2学期に学習する九九の暗唱は大きな山場ですが、mm、cm、mといった長さの単位もすでにこの時点で学習します。
6年生までの間に多くの単位を学ぶわけですが、この単位の換算で算数が苦手になってしまう生徒がかなり見受けられます。
数直線の概念、位取りの概念がしっかり確立されていれば問題ないように感じます。これらの概念は説明してすんなり理解できる場合は問題ありませんが、なかなか理解できないでそのまま進んでしまうと、高学年になってますます混乱する元となります。
ものさしなどで手や目など五感を使って学習することが早道であり、体で覚えるまで練習する必要のある単元です。

 《 お薦めの参考書・問題集 〜中学生編〜 》

 定期テスト対策の教科書レベルの内容の参考書では、「中学 これでわかる シリーズ」(文英堂)がお薦めです。
理科・社会の一歩進んだ、さらに深いレベルの学習用としては「くわしい学習時点 中学○○の正解と資料」(文英堂)がくわしく解説されています。
理科のレポートを書く際に便利なのが、「スーパー理科事典」(受験研究社)です。
 一般書店で入手できる問題集としては、数学の「新Aクラス中学数学問題集」(昇龍堂)がよいでしょう。その他、教科書準拠のワークは数種類そろえることをお薦めします。

問題集は、市販されていないもの、塾専用教材等もたくさんの種類があり、ご希望に合わせて用意することは可能です。どうぞご相談ください。 中学生用の教材も書店にはおびただしい種類のものが並び、いざ選ぶのは難しいものですが、実際に学習を進めるのはお子様自身ですから、できれば一緒に書店に行き、手にとってみて実際の学習内容に即したものを求めることをおすすめします 。 

〜 コラム 「自分が真ん中に立とう」 〜
 

 なかなか成績が向上しない生徒に共通することとして、「周囲の物事に振り回されている」ということが挙げられるような気がします。子供自身が生活や学習の中心にいない感じがするのです。

 このような場合、とても視野が狭くなっており、目の前のことしかわかっていない、高学年になっても自分のスケジュールすらわからないというお子さんがいらっしゃいます。

 人は自分の身の回りに起こる、自身が解決しなければならない問題について、いったんその場から離れ、ヘリコプターに乗ったつもりで上から眺め、事態の全貌を把握し、優先順位をつけ、期限を定め、何をどうするか手順を考えてことに当たるのが一般的であるはずなのですが、それができない場合、問題解決が非常に難しくなるのではないでしょうか。

 仮に大量の宿題、レポートや作品提出、テストなどの課題があるとして、それをいつどのようにやるかを考えるのは自分自身でなければなりません。ところが、往々にして周囲の大人が必要以上に手助けし、それを繰り返す結果として、本人自身の考える力を奪い、自立も自律も程遠いというケースを見ることがあります。

 人間は追い詰められれば「何とかしなければ」と生存本能が働き、事態を打開していくはずです。ところがいつしか「誰かが何とかしてくれる」と無意識に思い始めるとしたら、これは大変ゆゆしきことになります。もちろん、まだ一人前になる前の子供たちですから、万事うまくいくはずはないし、つまずくこともあるでしょう。

 けれども、そこですぐに手を出さず、ぎりぎりまで見守りながら、ここぞというときに手を差し伸べるタイミングを心得ている大人がそばにいるかいないかで、その子供の成長の度合いには大きな違いがあるように感じています。 「視野の狭い愛は、視野の狭い人間を育てる」ということになりかねません。自分で考えることができない生徒は、次から次へと降ってくる課題を「ただやる」ことに腐心するため、課題をこなすことによって身につくはずの学力が、一向に定着しない、努力が報われないという結果になるようです。

 成績に振り回されることなく、失敗したなら「なぜ、失敗したのか」の振り返りを共にすること、さらに言えば人間として成長するために「今、どうすることが必要なのか」といった大きな枠組みで物事を捉え、広い視野で子供を育んでいく姿勢こそが親として、教師として最も大切なことなのだと考えております。

 

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