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March 2009

Vol. 45

発行:グレイスタディケア

 
 

今年も教室にお雛様を飾ってみました。華やかな春の装いです。
今月は卒業式のシーズン。共に過ごした級友や恩師との別れの季節です。「仰げば尊し」もこの頃は歌われなくなってしまいましたが、この季節、口ずさむと懐かしい思い出に胸がきゅんとなります。どうして教えなくなってしまったのでしょうね、いい歌なのに。

 3月のマンスリーレポート

《 理科の学習 》

 生徒たちの理科離れが叫ばれ始めてから、ずいぶん時がたちますが、これといって改善策は見られないように思います。

 そもそも理科離れとは何なのかといった明確な定義はありませんが、「国際数学・理科教育調査」により、日本の生徒の成績が良いにもかかわらず、理科が好きと感じている生徒が極端に少ないといったところから、議論が始まったように思います。

 ひとことで理科といっても、物理・化学・地学・生物と4つの大きな柱となり、様々な自然現象を学んでいきます。特に物理分野は数学との関連性が高く、計算問題などもあるため、特に高校では敬遠される傾向にあります。多くの人が理科が苦手と認識しているにも関わらず、私たちの生活は理科的な知識がかなり必要となっていることも否めません。最先端技術は、いうまでもなく科学研究の賜物です。科学(理科)の恩恵によって、今日の便利な生活を享受できているわけです。

 では、なぜ理科が好きにならないのか?これは、小学校の理科教育のあり方に大いに問題があることを指摘せずにはいられません。公立小学校では、理科専任の教諭が教えることはありません。つまり文系出身であっても理科の授業を担当しなければならないわけです。かなりの知識の蓄積がないと、上手に理科を教えることは難しいと実感しています。仮に教える側に苦手意識があったとすると、教わる側が積極的に興味を持つことはさらに難しいのではないでしょうか。

 また、都会の子供たちが自然に触れる機会が少なくなっていることも一因でしょう。星の観察をするにも、星は見えません。季節の植物観察といっても、林があるわけではありません。(田園調布界隈は恵まれているほうです。)身の回りの自然現象に触れる機会がなければ、実感がわかないのですから、暗記をしては忘れていく繰返しになってしまうのも仕方のないことかもしれません。

 そういう意味で、グレイススタディケアでは、特に理系の講師を充実させることを心がけています。わくわくするような授業を実施すれば、子供たちの瞳はきらきらして、真剣な表情で授業を受けています。

 《 映画ラ・ボエーム 》

 先日、時間が空いたので、映画ラ・ボエームを新宿テアトルタイムズスクエアで鑑賞してまいりました。
ジャコモ・プッチーニの生誕150年を記念して公開されている映画です。プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」を、マリア・カラスの再来といわれるソプラノ歌手アンナ・ネトレプコと、当代随一のテノール歌手ローランド・ビリャソン、バイエルン放送交響楽団の演奏で、オペラそのものを映画仕立てにした作品です。

 ネトレプコの卓越した歌声と美しい映像で、オペラの舞台以上に悲しい恋物語の切なさが迫ってくる作品です。オペラはちょっと敷居が高くてという向きにも、オペラの魅力を知るよい作品に仕上がっています。

 オペラ「ラ・ボエーム」は私が所属している合唱団が昨年の公演で発表したもので、合唱部分はみっちり仕込まれましたので、思わず口ずさんでしまいそうになりながら鑑賞していたのですが、終幕、主人公であるミミ病で死んでしまう場面では涙を抑え切れませんでした。  この作品は3月中旬頃まで、新宿高島屋のテアトルタイムズスクエアで上映されています。 

〜 コラム 「女子教育」 〜
 

 私が大学を卒業し、塾を開業した26年前と現在を比べると、大きく社会は変化しているのですが、中でも女性の地位は大きく変化したように思います。

 1985年(昭和60年)に「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」が立法されて、女性の社会進出が一気に加速。その後1997年(平成9年)に改正され、現在の「男女雇用機会均等法」という名称になるわけです。

 思うに、女性の地位が向上したのは良いことなのかもしれませんが、それによってどうもバランスが悪くなったようにも思えるのです。派遣切りで苦しんでいるのは男性が多いように思いますし、家計を女性が支えている家庭も多くなっているようです。

 そのこと自体、云々するつもりはありませんが、そうであるならば女子教育は今後一層重要な意味を持ってくるような気がしてなりません。女性が成人した後は、家庭に入って夫を支え、子供を育てるのに専念していればよい時代は終わったのならば、仕事もし、家庭も切り盛りできるスーパーウーマンを育成していかなければならないのです。

 これは、女性にとっては大変厳しい時代が到来したといってもよいでしょう。 その象徴が、バッグです。

 私が社会に出た時、書類などを入れて持ち歩けるバッグはほとんどが紳士用で、女性が持てるものは皆無といってよい状況でした。昨今は、女性のバッグがとても大きくなり、仕事でもプライベートでも荷物がたくさん入る便利なバッグがたくさん出回っています。その分、女性の果たす役割も増えたということ、こなさなければならない仕事が増えたということなのでしょう。

 現代版「女の子の育て方」は、30年前に比べて相当内容を書き換えなければならないでしょう。しかし、どんな立場にいても、どんな環境にあっても、女性としての嗜み、立ち居振る舞いはあくまで優美であってほしいと、自戒をこめて願っています。

 

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