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春期特別講習会も終了し、1学期が始まりました。
皆様、ご入学、ご進級おめでとうございます。 気持ちも新たに、新学年をスタートさせましょう 。
4月のマンスリーレポート
《 詩の学習 》
国語の中でも詩の読解は難しい単元のひとつです。中学受験でも、特に女子校では詩の読解が取り上げられることがあります。
ところが、これがなかなか手ごわいのです。なぜでしょうか?
詩はいうまでもなく、作者が何かに感動して、それを言葉で表現したものです。一つ一つの言葉の行間を読み取らないと解答できないわけです。しかし、読み手にその感動が共感できない場合は、詩の内容そのものが全く理解できないということになるわけです。
では、理解するためにどうすればよいか?それは、感動をたくさん経験することです。自然の雄大さに感動する。ひとの優しさに感動する。負けた悔しさを実感する。そう、実感することができる人は、詩の達人になれるのです。言葉一つ一つに込められた作者の感動を理解するわけです。
次にご紹介する詩は、この春休み6年生と共に学んだ詩です。難しかったです。裏に続きます。
汲む ――――― Y・Yに ――――― 茨木のり子
大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました
初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね
堕ちてゆくのを 隠そうとしても
隠せなくなった人を何人も見ました
私はどきんとし
そして深く悟りました
大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶
醜く赤くなる 失語症
なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は
少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇
柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている
きっと・・・
わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を ひっそり汲むことがあるのです
〜 コラム 「発達障害」 〜
人間の初期の発達過程が何らかの原因によって阻害され、認知、言語、社会性、運動などの機能の獲得が障害された状態を「発達障害」と呼びます。
基本的には脳の機能的な問題が原因で起こるもので、知的障害、広汎性発達障害(自閉症)、高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・高機能自閉症)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)、学習障害(LD)などがあります。
発達障害の原因は遺伝子異常、染色体異常、体内環境の異常、周産期の異常、生まれた後の病気や環境など様々ですが、多くの場合原因はわかりません。米国で予防接種のワクチンに含まれる水銀化合物が自閉症の発生と関係があるのではないかと報告されましたが、実証はされていません。
発達障害児をもつ親の会では、発達障害を生まれながらの可能性や個性のあり方の1つだと考え、成長の中で困ることがなければ障害ととらえる必要はないと考えています。薬など医学的な治療の対象となることは少なく、療育や教育の中でどのように関わるかが問題とされることになります。
障害の程度が軽く、一見普通と変わらない子どもたちを「軽度発達障害」と呼び、高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・高機能自閉症)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)、学習障害(LD)の3つが代表的なものです。障害がわかりにくいので、社会での認知度が低く、わがままや育て方の問題などとされていることが少なくありません。生活上の問題はけっして軽度ではないのです。学童期の子どもの5〜6%が軽度発達障害と考えられており、とくに教育現場での適切な対応が求められています。(http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/?sc=ST111030&dn=2&t=key より)
今まで、少なくない人数の発達障害の子供たちと学習を共にしてきた経験から言うと、適切な教育がいかに大切かを痛感しています。環境を整えさえすれば、周囲の理解があれば本当にすくすくと育っていきます。一方で、発達障害があるからという甘えが通用しないのも事実です。互いに助け合う社会を手を携えて築いていきたいものです。 |