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気持ちの良い秋晴れの日には、芝生の上に寝転んで読書でもしたい気分になります。
今年は新型インフルエンザで、学級閉鎖、学校閉鎖などで自宅学習といった生徒も多いようです。ウィルスから体を守るよう、うがい、手洗いを励行しましょう。
11月に学園祭が予定されているところもありますが、今年は一般公開中止などの措置がとられることも多いようです。残念なことです。
11月のマンスリーレポート
《 小学生 》
最近、「計算ミスが多くて困る」とか「計算ミスを無くすにはどうしたらよいか?」といったご相談が多く寄せられます。人間ですから完璧などということはなく、誰にでもミスは起こるものだとまずは認識してください。その上で、計算ミスが多い生徒の特徴として、どうも慌てている、集中していない、筆算を省き暗算しているなどが見受けられます。もちろん、簡単なものは暗算で構いませんが、桁が多くなれば筆算のほうが速いし確実です。また、慌て気味の人は、「ゆっくり」を心がけましょう。また、必ず検算することも有効です。
《 中学生 》
英語や数学のように積み重ねが必要な学習、試験前に一夜漬けがきかない科目は、必ず毎日学習するようにしましょう。まとめてやるとあせったりするので、ミスも多くなり、理解度も深まりません。毎日の少しずつの積み重ねが、結果としては大きな差となって現れます。これは、勉強に限ったことではありませんが。
《 高校生 》
部活の部長を務めている人もいて、それぞれに活躍している様子に頼もしさを感じます。
高校生になると、家庭では無口になり、親子関係もぎくしゃくする場合もあります。親の意向と子どもの考えていることが、意思の疎通が図りにくくなるのは、どこの家庭でも起こり得ることです。この場合、怒ったほうが負け。親の方に力があるのは当然です。まだまだ子どもは親の庇護のもとにあるのですから。
だから、よほどの危険が身に迫ってくるような場合以外は、見て見ぬふりをするのも大切なことです。これぞ思春期、まさに思春期です。子どもは子どもなりに考えています。ある意味、一人の大人として接してみるのも、心を通わせることに通じることもあります。
《 中学受験生の皆様へ 》
なんといっても家庭学習で基本を徹底的に復習することが大切です。一人でできなければいけないということはありません。どなたかのサポートがついても、時間を無駄にせず、4教科を満遍なく学習するように心がけましょう。
特に算数はもっとも重要な教科です。理解を充分にして、ミスなく解くように努力を重ねましょう。
6年生はそろそろ志望校も絞り込まれてきました。過去問で、出題傾向を確認して、受験校の出題傾向に慣れるとともに、苦手分野の克服に注力してください。
〜 コラム 「白洲正子」 〜
NHKでしばらく前に白洲次郎を中心にしたドラマが放送された。
ご覧になった方もいらっしゃると思うが、二人の住まいがあった小田急線鶴川に知人がいることもあり、ミーハーな私は白洲夫妻に興味をもった。特に夫人の白洲正子のドラマの中での描かれ方が興味深く、今、白洲正子の著作を読み漁っている。「いまなぜ青山二郎なのか」「白洲正子自伝」「私の百人一首」などを読んだところである。
彼女は1910年、樺山愛輔伯爵の次女として永田町で生まれた。14歳で米国留学。昭和3年に帰国し、翌年19歳で白洲次郎と結婚。父方の祖父は薩摩隼人の樺山資紀伯爵、母方の祖父は川村純義伯爵である。この川村純義は昭和天皇の養育をしたことで知られている。
この時代、将来の天皇は実母の手で育てられることはなかったのである。
幼少時から梅若流の能に熱中し、戦後、小林秀雄、青山二郎らと交流し、骨董等を通じて薫陶を得、大いに鍛えられて審美眼と文章を修行。その他、多くの文化人とも交流し、1943年「お能」を処女出版。1962年「能面」で1972年「かくれ里」で読売文学賞を受賞している。
彼女の作品を読むと、実に切れが良い。華族であったというまぎれもない出自にとらわれることなく、しかし、そのことなくしては語れない様々なことが文章の随所に散見される。ものの見方が、本質を突き、読むものの感性を磨いてくれることはとてもありがたいことだ。特に「私の百人一首」では、なるほどそういう見方、感じ方もあったかと、大変勉強になった。
また、青山二郎を中心としたグループは青山学院とも呼ばれ、青山の弟子となった正子はそこで多くのことを学ぶことになる。今の時代からすれば、骨董趣味の古きよき時代という見方もできようが、私はそうは思わない。日本の伝統美は、時を経てなお人の心を癒し、清浄なものへと導いてくれるからである。 |