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海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍 大君の 辺にこそ死なめ かへり見は せじ ( 大伴家持 )
このたびの東日本大震災において犠牲となられた方々に深い哀悼の意を表するとともに、 被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、自衛隊、警察、消防、海上保安庁、政府関係機関、東電関係者のご努力に心より敬意を表します。
4月のマンスリーレポート
お蔭様で教室は通常通り春期特別講習会を実施いたしております。 生徒の皆様も全員無事で、何よりのことと存じます。
ただ、計画停電区域にお住まいの方もいらっしゃり、何かとご不自由を強いられていることと思います。
教室でもなるべく節電を心がけております。廊下、トイレの電気も消灯しております。
正常な暮らしに戻るまで様々な困難を伴うことが予想されますが、生徒の皆様におかれましては、この状況に負けることなく、ご自分のなすべきことを粛々と実行していただけるよう切に願っております。新たな気持ちで新学年を迎えられますように。
今後、スタッフ一同、できうる限りの責務を果たしてまいりたいと存じております。 どうか皆様のより一層のご協力をお願い申し上げます。
もし、ご関係の方で被災された方がいらっしゃいましたら、私どもでお力になれることがあれば、できるだけのことはさせていただきたいと存じます。どうぞご遠慮なくお申し付けください。

〜 コラム 「震災に思う」 〜
「生ましめんかな」
栗原貞子
こわれたビルディングの地下室の夜だった。
原子爆弾の負傷者たちは
ローソク1本ない暗い地下室を
うずめて、いっぱいだった。
生ぐさい血の匂い、死臭。
汗くさい人いきれ、
うめきごえ その中から不思議な声が聞こえて来た。
「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。
この地獄の底のような地下室で
今、若い女が産気づいているのだ。
マッチ1本ないくらがりで
どうしたらいいのだろう
人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
と、「私が産婆です。私が生ませましょう」 と言ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で
新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
生ましめんかな
生ましめんかな
己が命捨つとも
この詩は中3の国語の教科書にも掲載されたことがあるので、ご存知の方も多いと思う。
津波の来襲を必死で住民に呼びかけ続け、結果、行方不明になっておられる南三陸町の若い女性職員、現在、決死の覚悟で福島原発で作業をされている方、各地で困難な捜索活動をされている自衛隊、警察の方、被災されている方々の中で新たな命を授かった方のニュースを聞くにつけ、上にある詩を思い出さずにはおられない。
戦後最大の困難な時期を生きる者としての覚悟を決めなければならないと思っている。
たとえ私がこの産婆の立場になるとしても・・・。 |